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10月 3, 2016

OpenFog コンソーシアムがIoT推進コンソーシアムとフォグコンピューティング推進で協調


TOKYO, Japan – October 3, 2016 – OpenFog コンソーシアムが、日本政府が主導するIoT推進コンソーシアムと覚書を締結し、フォグコンピューティングの技術・テストベッド開発および標準化活動を協調して推進することに合意しました。また、本年6月に発足した日本地区委員会のディレクターとして、株式会社日立製作所 ICT事業統括本部Senior Technology Evangelist安田誠 氏が選任されました。

ITの進化に伴い、あらゆるモノをもインターネットに結び付け、様々な産業活動・社会活動をITにより効率化するIoT(Internet of Things)の時代を迎えようとしています。ビッグデータや人工知能の発展ともあいまみえ、既存の産業構造・社会構造を大きく変革する可能性を秘めています。こうした背景の下、日本政府は2015年10月に「IoT推進コンソーシアム」を設立し、官民を挙げてIoTを活用した未来への投資を促す適切な環境を整備しています。

クラウド・コンピューティングのみのモデルでは、非常に高い応答性と高いネットワーク帯域を必要とするロボット制御のような急激な変化にあるIoTアプリケーションへの対応に限界がありました。そこで、モノとクラウドの間に位置するネットワーク層にもコンピューティング機能を分散・階層化させ、応答性を向上させるフォグコンピューティングの概念が提案されています。OpenFog コンソーシアムは、フォグコンピューティングの社会実装を加速すべく2015年11月に設立されました。

このたび、IoT推進コンソーシアムとOpenFog コンソーシアムは、協力してIoT時代を切り拓くことをねらいとして、以下の点に合意し、覚書を交わしました。
・優れた実績例の特定と共有
・テストベッドおよび研究開発プロジェクトでの協業
・アーキテクチャーおよびその他の要素における調和をはかり、相互運用性を実現
・標準化活動での協業
・その他両者の合意に基づいた協業

この合意に基づき、OpenFog コンソーシアムはIoT推進コンソーシアムと連携して、IoTおよびフォグコンピューティングの技術開発、社会実装を進め、日本の発展に寄与してまいります。また、日本地区での活動を取りまとめ、より強力に推進するために、株式会社日立製作所 ICT事業統括本部 安田誠 氏を日本地区委員会のディレクターとして選任しました。
OpenFog コンソーシアムは、これらの施策により日本地区委員会の活動を活発化させ、日本およびフォグコンピューティングの発展を推進してまいります。

 

株式会社日立製作所 ICT事業統括本部 Senior Technology Evangelist 安田誠 氏のコメント
OpenFog コンソーシアム日本地区委員会ディレクターを拝命し、心より嬉しく思います。これまで、日立においてビッグデータ事業を推進してまいりましたが、その経験の中でもOT x ITを中心とするIoTが日本の得意分野であると再認識しています。IoTを拡大していくためにはフォグコンピューティングの考え方と共に複数社の協力関係が不可欠であり、日本地区委員会およびIoT推進コンソーシアムとの連携を通して、日本およびフォグコンピューティングの発展に貢献していきたいと思います。

 

OpenFog コンソーシアム プレジデントJeff Fedders氏のコメント
日本はIoTアプリケーションにおいてフォグコンピューティングを進め、テストするうえで非常に重要な地域です。OpenFogとIoT推進コンソーシアムとの正式な協業は、優れたイノベーションと、オープンテストベッドを通じた先進的なコンセプトの早急な証明を可能にします。技術面では、オープンアーキテクチャと標準規格の開発における両者の協業から、産業界に恩恵がもたらされることでしょう。これらのこと、またその他の活動をけん引するため、日立製作所が日本地区委員会のディレクターとして、そして、OpenFog理事会メンバーとして参加し、正式に日本での活動をリードすることを歓迎します。

 

IoT推進コンソーシアム
IoT推進コンソーシアムは、産官学が参画・連携し、IoT推進に関する技術の開発・実証や新たなビジネスモデルの創出を推進するための体制を構築することを目的として、日本政府が設立した団体。具体的には、①IoTに関する技術の開発・実証及び標準化等の推進、②IoTに関する各種プロジェクトの創出及び当該プロジェクトの実施に必要となる規制改革等の提言等を推進する。http://www.iotac.jp/

 

OpenFog コンソーシアム
OpenFogコンソーシアムは、フォグコンピューティングを構築し普及するために組成された官民業界団体です。IoT、AI、ロボティクス、ネットワークを介した触覚通信やその他デジタル先端領域において懸念となっている帯域、遅延、通信などの課題の解決を目的に、2015年11月米国にてアーム、シスコ、デル、インテル、マイクロソフト、プリンストン大学によって設立され、北米・ヨーロッパ・アジアから46団体が参加しています。2016年6月に最初の地域委員会として、日本地区委員会「OpenFog Japan Regional Committee」が発足しました。

OpenFogコンソーシアムに関する詳細は、以下をご参照ください。
ウェブhttps://openfog.jp/